タイプ統一パの組み方【準備編】

 タイプ統一パの組み方について私の考え方を【準備編】と【実践編】の2回に分けてご紹介させていただきます。今回は【準備編】となります。

 この記事は、タイプ統一パに興味はあるがどうやって構築を組んで良いか分からないといった方や、統一パを作ってみたものの中々ランクマッチで勝率が上がらないといった方に是非ご覧いただければと考えております。

 なお、あくまでもレート2000を達成できていない私の組み方なのでまだまだ至らない点もあるかと思いますがその点はご容赦いただければ幸いです。

 

【ステップ1】環境を知ろう!

 まず私が構築を組む際、ないしは組んでからも大切にしていることが環境把握となります。環境把握と一言で言っても様々な方法がありますが概ね下記の3つの方法があると考えています。

ポケモンホームで確認

②実際にランクマッチに潜る(又はYouTubeなどでランクマッチのLIVE配信を視聴する)

③ランクマッチ上位勢かつSNSYouTubeや構築記事など)で発信されている方のポケモン紹介を見る

 ②と③については難しいことは考えずに実践できるかなと思いますが、①については何をどこまで参考にすれば良いの?という方もいらっしゃるかと思います。そこで私が意識していることをご紹介させていただくと、使用率ランキング50位くらいまでのポケモンの技、特性、性格、道具、テラスタイプの採用率を暗記するまではしないまでも確認するようにしています。

 ここがポケモン対戦の新規参入のハードルを上げている部分だと感じていますがポケモン対戦で勝っていくためには欠かせないポイントかと思いますのでタイプ統一パに限らずランクマッチで勝ちたい方は頑張りましょう!

 

【ステップ2】対策必須のポケモンを考えよう!

 ステップ1で環境把握をした後は、対策をしていないとその1匹で全て突破されてしまう、又は突破できなくなるようなポケモンを考えます。中でも私が強く意識しているのは、①速い高火力アタッカー、②高耐久ポケモン、③竜の舞又は蝶の舞アタッカー、④眠り状態にしてくるポケモン、⑤タイプ相性が不利なポケモンの5種類となります。執筆時点の使用率ランキング50位までのポケモンで実際に考えてみましょう。

①速い高火力アタッカー

 ハバタクカミ、テツノドクガ、テツノツツミ、ドラパルト、イルカマン

 便宜上、素早さ種族値が100以上かつこだわりハチマキ又はこだわりメガネの採用率が20%以上のポケモンとしています。この種類のポケモンは高い火力と素早さからタイプ相性を無視して上から攻撃してくるため対策をしていないとパーティが半壊ないしは全壊されてしまいます。

②高耐久ポケモン

 ヘイラッシャ、キョジオーン、アーマーガア、ラウドボーン、ドオー、ブラッキードヒドイデ

 便宜上、HPと防御又は特防の種族値の合計値が200以上かつ回復技の採用率が約80%以上のポケモンとしています(ヘイラッシャのみ例外)。この種類のポケモンは高い耐久値と回復技で相手の攻撃を受けつつ定数ダメージなどで削っていかれるため対策をしていないと突破できずに削られてしまうか、突破できたとしても後続のポケモンに倒されてしまう状態となってしまいます。

③竜の舞又は蝶の舞アタッカー

 カイリュー、セグレイブ、ドラパルト(覚えるが採用率は低め)、クエスパトラ(特性加速と瞑想があるためこの区分)、トドロクツキ、ウルガモスギャラドスボーマンダ

 竜の舞や蝶の舞により火力と素早さを上げられるポケモンとなります。一度積まれることにより①のポケモンと同程度ないしはそれ以上のポケモンとなる可能性を秘めており①同様に対策必須と考えています。

④眠り状態にしてくるポケモン

 ヘイラッシャ、カバルドン、ドオー、キノガッサニンフィアブラッキー、アラブルタケ、モロバレルコータス

 あくびやキノコのほうしによりねむり状態にしてくるポケモンです。対策をしていないとあくびの場合には同時に採用されやすいステルスロックのダメージを蓄積されるか1匹はねむり状態にされてしまい後続のポケモンの積む起点にされたりしてしまいます。キノコのほうしについても昔の世代よりかは弱体化されたり、対策がしやすくなったとはいえまだまだ強力な技のため何かしらの対策をする必要があると考えています。

⑤タイプ相性が不利なポケモン※私の普段使用しているゴーストタイプで考えます。

 ゴーストタイプ、あくタイプ、キョジオーン

 便宜上、ゴーストタイプにタイプ一致の抜群技がとれるポケモンとゴーストタイプのタイプ一致技を半減以下に抑えられるポケモンとしています。ただ実際にタイプ統一パを使用していると感じるのは上記のポケモンよりも等倍で入るタイプ一致技で押し切ってくるポケモンが辛かったりしますのでここの考え方は諸説ありだと思っていただければと思います。

 

 準備編はこれで以上となります。ここまでご覧いただいた方はお気付きかと思いますが、準備編については正直なところタイプ統一独特の考え方というのは殆どないと感じています。次回は実践編に移り、実際の構築の組み方と選出方針の考え方をご紹介させていただきますので今しばらくお待ちいただければと思います。ご覧いただき有難うございました。引き続き宜しくお願い致します。